Vol.158    最終戦、鈴鹿MFJ-GP

先日の鈴鹿で今年の全てのレースが終了した。JSBクラスの巧がランキング3位。J-GP2の小西が彼自身4度目となるチャンピオンに輝いた。ST600では龍太が6位、タカ8位。J-GP3では修充が6位。サテライトでは小室がまたも最終戦でランク2位になり、肩を落としていた。徳留は7位だったかな?前半は調子が出ず苦労していたが、後半盛り返してきたのは実力の表れか?

最終戦となるMFJ-GP。俺達は二人のチャンピオン候補(巧・小西)と共に鈴鹿入りした。
GP3ではナオが好調にトップグループを形成していた。結果8位だったが、125最後のレースで存在感を示した。
ST600の二人は本当に頑張っているんだが、結果が伴わない。それでもコンスタントにBSユーザーのトップに位置しているので、現状どうしようも無いのだろう。来年に期待をするとしよう。
前日の走行でランキング2位の生形が転倒。決勝不参加となったことで、小西は完走さえすればチャンピオン決定という中でのレース。小西らしく優勝でチャンピオン!と、行きたいとこだったのかもしれないが、雨のレースを小西の昔からの友人野田弘樹が獲った。野田は全日本初優勝!!チームのハニー・ビーも初優勝!!!良かった・良かった。結局手堅く3位でチャンピオンをGET!
最後は巧。レース1でトップとのポイント差が詰まり迎えたレース2。最近苦手にしているウエットレースに、巧は成す術もなく後退した。まだまだ勉強!これからもっと強くなるためにいい経験をしたよ。

今年は順調にスタートし、開幕戦の筑波では巧と小西・タカがトリプルウインで幸先がいいと思った。特にタカは劣勢と言われたタイヤ戦争を制し、俺達は胸を撫で下ろしたんだよ。
しかし、それからが試練の始まりだったな。2&4こそ巧が2連勝を予感させる快走を見せたが、GP-2で小西が頑張る程度で、他のライダーはホントにハルクチームらしからぬ結果しか残せなかった。

125のナオはチームの中でいちばん若手、ましてや周りはみんなチャンピオンだとかトップライダーばかり、緊張しない筈が無い。だけど8耐の時に「僕、絶対手伝いたいんです」直訴してきたので手伝いさせたが、これが良かった。その後いきなりチームのなかで上手くコミニュケーションが取れるようになった、それと共に結果も出るようになった。

龍太とタカはST600で苦戦を強いられた。今年のタイヤ戦争は厳しく。特にオートマティックタイヤと言われるP社には参った。コースサイドで見ていても、とんでもないラインで、走り方なんて目茶苦茶な奴が上位に食い込んでくる。名も知らぬライダーが俺達より上に位置する、上手い訳でも速い訳でもない(タイヤだけでこんなにもライダーは変われるんだ。まあ、本人は自分が速いと思ってるかもしれないが)奴らに翻弄されながら二人は頑張っていたな。タイヤ以外に二人には可哀想な要素があった。俺達の問題なんだが、トラブルが多すぎた。幸か不幸か、決勝でリタイヤするような事はなかったが、だいぶ精神的には良くなかったと思う。

巧はスタートこそ良かったが、後半落ち目の三度笠(泣)まあ本人のためには良かったかもしれない、まだまだ経験が足りない。勝つのも勉強、負けるのも勉強。

最後はコニー。本人的には不満かも知れないが堂々たるモンだよ、誰にも文句なんて言わせない。ナント言っても4度目のチャンピオンだ。全日本の歴史の中で彼より上には仲城しかいない。

レースウイークに嬉しい事があった。俺の還暦のお祝いにと、アライヘルメットさんがSPECIALなヘルメットをプレゼントしてくれた。龍太が一生懸命塗ってくれたらしい。
RX7-RCカーボンコンポジットの特別製。有難うございます。
その時タカからもプレゼント。NIKEの特別製‘60sNIKE?(笑)ネーム入りのこれもスペシャル品。みんな有難う。

レースが終われば毎年恒例のホンダシーズンエンドパーティー。今年は2クラス制覇した藤井が「俺達は2クラス獲ったぜ~!とシゲキさんに言いたい」吠えていた。かわいい奴だ。来年は又、泣かせてやるよ。(笑)