Vol.88  小西復権!

小西の白旗無視疑惑が晴れた。
先日の第2戦筑波大会で白旗無視の疑いで順位降格を決定された小西が復権したよ。
正式発表は後だけど嬉しいから先に報告!

俺は当日のリザルトに対して不服申し立てをしてた。正式には控訴権の行使と言うんだけどね。レースが終わるとそのレースの中で問題が無かったか?違法な事、車両に違反は無かったか?等が審議されてる。その前に取敢えず暫定で結果は発表するんだけど、それを見て関係者が抗議する事も出来る、抗議内容についても審議され結果が出る、それが正式結果なんだ。その大会においての審査委員会より出された正式結果だから、それ以上のものは無い。今回の小西の場合はその決定に疑問を持ち、上級審判である規律裁定委員会に審議を要請した訳。(俺達参加者に与えられた最終弁論機会)
裁定委員会では関係者から、より緻密な情報を得て裁定を下すということになる。次から次へと行われるレースの、限られた時間の中で審議される審査委員会は、時間との戦いでもある訳で、ここで審議が長引けば正式結果の発表が遅れることになるから、大会審査委員も大変だとは思う。しかし!俺達だって必死にやっている訳だから、納得の行かない事に対しては堂々と審議要請するべきだ。これはルールブックに載っていることだからね。

果たして。混乱の中で下された審判は覆り、改めて小西の勝利が確定したのだ。ああ!メデタイ・メデタイ。(笑)

同じST600のレースでもう一人違反を問われたライダーがいた。彼はタイヤマーキングを忘れた結果、失格になってしまった。この場合はルールブックに明確に失格を謳ってあるので救いようが無いが、なんでマーキングを忘れた位で失格にするんだろうか?
そんなに重大なミスだとは思えないけどな。今後ARTの方からも提案して是正してもらう方向にしていこう。せっかく頑張ったライダーが「規則だから」一言で無情にも失格になる、俺達のレースが日本のお役所みたいになっちゃ困るんだよな。

それでも思えば、日本のレースも随分民主的になったもんだ。ひと昔前だったら正式結果が覆る事は無かったし、覆すための委員会すら無かったからな。

今年の筑波は去年のような運営上のトラブルは無かった、それはコースマーシャル達の動きの素早さ、転倒した車両の回収の早さ、コース清掃の手際の良さ等々、随所に勉強の後が見られたから、結果として表れたんだろう。
筑波は全日本を行うコースとしては難しい面がたくさんある。しかし筑波で育ち、世界で成功したライダーがたくさんいるのも事実だ。基本的なテクニックを磨ける多くの要素を持った数少ないサーキット。大事に続けていって欲しいと思うのは俺だけじゃないだろう。

今週は俺の大好きなオートポリスだ。あそこはいいな~。景色はいいし気持ちがいい。
俺達のレースが、コースの気持ち良さと上手くシンクロして欲しいモンだ。俺の足もだいぶ回復してきたから少しだけ飲るか、ヤッパリ何事もテストは必要だからな。(笑)

オートポリスでプロト2の小室がニコニコしてたら、俺のテストの量も・・・