Vol.85  事件だ~

シャーシダイナモ
ハルク・プロのシャーシダイナモは大活躍している。エンジンを組バラシしたら必ずダイナモでチェックしておくのだ。慣らしにも使うし、新型のマフラーを作ったらパワーの確認、とにかくフル稼働なんだ。DYNO―JETって言うメーカーなんだけど、ほとんどのショップやチューナーが使っているので話が共有出来るのが強みだ。
ハルク・プロは東京の西部、武蔵村山市って言うところに位置してるんだけど、東京に住んでる人は(忠さん・池さん等)「ハルクは東京じゃない!行くときは泊りがけだ」なんて言う。そうは言うけど、結構近所は住宅が密集してるし、病院や小学校も近くにあるので工場をやるのには都合が悪い。(音・匂い等)CBR600RRなんかシャーシダイナモで全開にするとかなりイイ音がするんだ、(汗)近所迷惑にならないように音消しには最大限の注意を払っている。
俺が知っているショップのシャーシダイナモは開放で計っているところが多い。
エンジンのチェックをする時密閉された部屋の中で行うと実際の数値とかなりかけ離れた数字になる、dyno-jetはその状況に応じて補正を行えるんだけど、これが~なかなか。
出来れば自然吸気・自然排気が望ましいんだ。そこで音消しの問題。
CBR1000RRを全開で回すとその吸・排気は毎分何立方メートル?俺はダイナモを設置した時、とにかく音と匂いを消す事しか考えてなかったから吸気・排気の絶対量が足りないみたいで、1000CCのレーシングマシンなんて調子良く回るわけ無い、データも当てにならない。ところが最近はCBR1000を良くダイナモ室に入れてチェックしてるので、俺は以前から気になっていたから思い切って吸排気設備を一新した。これには昭和電機の柏木氏にもたくさんのアドバイスをもらった。(以前昭和電機カラーで周平が走っていたので覚えてる人も多いだろう、彼は大のバイク好きで、バス釣りではプロをも脅かす実力らしい)
新設した吸排気設備は快調で、さすがにその道のプロは違うなと感じさせられた。
それでも密集した住宅街?に気を使う俺は、もっと音を消すためにさらに自分で改修工事を敢行した。その工事も無事終わり、ダイナモ室の天井から下りる時に事件が起きた。脚立から足を踏み外した俺は・・・(ガラガラドッタンーン・「ウッ!痛!」)俺の左足に普段はあまり経験しない痛みが走った。俺は医者じゃないけど(当たり前だ)直感で骨が砕けたのを覚った。人間って面白い物で(俺だけかな?)「あ~ぁ上海GPに行けなくなっちゃうな、ゴルフもしばらく出来なくなるな、飲み屋も行けないな~、来週の筑波は大変だな~」そんな事ばかりが頭をかすめた。
一応人並みに病院は行き状態を確かめてきた。やっぱり左足首の骨が粉砕骨折、医者は手術を勧めたが、そんなモンしたって所詮骨が付いて固まらなきゃ同じだよ、スポーツ選手じゃあるまいし、俺は30日に小室用に作った新型HP250とJSBに乗る岡田を見に筑波へ行かないといけないんだから、入院なんてしてらんないよな。
忠さんが指を切ったってブログに書いてた。まさか俺までが、トホホ(涙)