Vol.57  07全日本開幕

2007年の全日本が開幕した。
今年のハルクチームは小西と安田を入れ替えて臨んだ。
木曜日からのフリー走行で久し振りに600に参戦したコニーはトップクラスのタイムは出すが問題も抱えている。今年600二年目の森もうまくマシンを決められず、沈滞ムードが漂うピット。
JSBクラスに参戦のヤスはスピードの違いに戸惑いがあるようで、セッションの度に長いミーティングになる。
俺達がうまくいっていない時のパターンだ。
毎年、開幕戦は他陣営の実力が読めないので緊張するが、今年は自分達の実力が読めない。
自分達がどの位のポジションにいるか読めないのは極めて不安だ。
600の予選でコニ―は一列目に並べなかった。この時点で不安は最高潮に達しているが、俺は平静を装っていた。と思っているけど・・・?
森は実力よりだいぶ下のポジションからのスタートになってしまい、決勝パワーに期待するしかない。同じ600に出場しているCLUBの大木、原田、小菅等が頑張っているだけに、森もかなりのプレッシャーが掛っている事は容易に想像出来る。
ヤスは今回特別ルールの予選方式(ノックダウン)で最後の9台に残れなかったが、微妙な路面コンディションの中で落ち着いてタイムアタックしてたのが印象に残る。
決勝ではコニーが序盤頑張っていたが、セッティングの出切っていないマシンで上位をキープ出来る程レースは甘くない。600のレースで転倒なんて想定していなかった結果だ。
森も頑張ってはいたが、やはり粘れなかった。かえってCLUBの大木の方が元気で、ハルクグループ唯一のポイントゲッターになった。考えてみれば大木は地道に走行を重ねていたからな。ヤッパリ結果を残すだけの下地があったね。
ヤスは緊張の極致でレースを向えたが、俺達の心配をよそに、意外に落ち着いたレース振りだったな。まあこれからだよ、なあ、ヤス。

チームがドタバタしてると夜もオチオチ飲んでいられなかったが、GP-MONOの製作協力者の松本浩一と夜中まで製作談義で盛り上がってたよ。