Vol.37  夏間近!

このところ8耐の為のテストが続く、普段全日本をやってるとテストはあまり多くないけど、8耐は特別だから数多くの要件をクリアーしていかなければならない。
俺たちのチームが抱えている課題はいくつかあるが、なかでも問題なのがスタートライダーだ。300Kmの時は小西スタートで行ったが8耐の時はどうしようか迷ってる通常のルーティンで行くと、小西がスタートするとゴールは安田になる。
ゴール前30分位はナイト走行になる、安田は以前自信に満ちた顔で「僕、夜走行は得意ですよ、昔は夜の峠攻めてましたから」等と胸を張ってた、そこで昨年は夜間のパートを安田に託したら???言ってた程の事は無かった。曰く「やっぱり難しいです」

今の8耐はスタート後30分とゴール前30分がキーポイントになっている。ウチの場合小西のスタートダッシュは捨て難いのでどうしてもスタートライダーは小西にしたい、でも夜間のパートも小西の方がアベレージは高い・・・どうしよう?いくら考えても答えは出ない、当たり前だそんな事は小学生でも分るのだ。
しかたがないので、ひたすらテストで二人のアベレージを近づける努力をするしかないのだ。かくして、ひたすら走りこみをする今日この頃である。8耐本番で成果を見せられるよう頑張るのだ。

走りこみで思い出したが、最近鈴鹿のお坊ちゃまから良く電話が掛かる。まあ電話は前からあるのだが最近のはやたらとミニモトに関しての要件なんだ。「重樹さん!ACのフレームにやっとエンジン載せたよ」「なんかフレームが硬いんだ」「サスのスプリング柔らかいの無い?」俺の情報網によると自身も密かに闇練習に勤しんでるらしい。まあ、藤井がいくら闇練したって俺には勝てないから(笑)チョッとは手助けしないとな、でもケンタはまた
速くなるな、ヤバイな(汗)

8耐間近の忙しい最中にも遊び心は忘れない精神は大事だな、俺達のチームも新型フレームが完成したらしい前後ホワイトパワー付きでカッコいいんだ。後はタイムだな、問題の解決に向けての努力はまったくしてないので?どうしようもないな。(笑)
いいんだ、楽しく業界のみんなで遊べれば、それが大事なのだ。