2021年全日本ロードレース選手権第2戦鈴鹿2&4

 

 

RACE1

 

 

 

 

 

 

RACE2

 

 

 

 

 

 

名越哲平

「JSB1000のマシンに対して自分の経験値が足りないことから、コンディションの変化に対してライディングで対応することが難しい状況です。そのためチームにお願いして、コンディションへの対応をマシンサイドで図ってもらっているのですが、このレースウイーク中、気温自体はそれほど変化がないのですが風が強かったりして路面温度が数値以上に上がらなかったりして、とても苦労してしまいました。レース1はセーフティカーが退出後の1周目が大事だと集中していたのですが、周りのペースアップに自分も行かないとと、そこで結果的に無理してしまったようです。レース2はとにかくコンスタントに走り切ることだけ集中しました。自己最上位の6位入賞を果たせて、まずはホッとしています。ここがまずはスタート地点で、されに上を目指すため、今回の経験をしっかり活かせるように準備していきます。」

本田光太郎チームマネージャー

「前回の開幕戦茂木では少し厳しい内容のレース結果になりましたが、幸いなことに鈴鹿2&4のレースウイークに入る前に事前テストを行う機会が得られたため、そこで現状のバイクの問題点と、ライダー側に足りないところを改めて精査しながら、少しずつセットアップを進めました。足りない所はもちろんまだまだあるのですがその一方で、少しずつ前進している面もあります。レースウイーク中も、トップ陣とのギャップは相変わらず多いものの、その中で少しずつタイムを上げることができていたので、レース1に関しては経験のため最後までしっかりと戦いたかったのですが、セーフティカー導入に伴って足下をすくわれる結果になってしまいました。JSBクラスになるとタイヤのウォームアップ、暖め方というのが非常に重要で、そのあたりに関してはチームとして今まで何度も苦い経験もしていますし、それをライダーにも伝えていたつもりではあったのですが、なかなかあのようにレースのリスタートとなって、周りが行ってしまうとライダー心理として同じように行ってしまうのは当然とも言えます。結果として起きてしまったことなので仕方ないのですが、今後のレース、例えば鈴鹿8耐などでも同じ状況というのは当然あるでしょうし、今回の教訓をきちんと次のレースに生かしていってもらいたいと思います。レース2に関しては、レース1できちんとレースラップを走り切れなかったので、予選までの状況と決勝日朝のウォームアップ走行の中で足りない部分、現状での問題点をセッティングに大きく反映させ、その結果、予選よりは多少良いフィーリングで走ることができました。苦しいながらも最終的に6位入賞を果たせたということで、もちろんその位置は我々の求めている場所ではありませんが、この状況の中では悪くない結果だったのではと思っています。今回の6位を我々の現状でのポジションとして確立していければその次の5位、4位、そして表彰台というところを狙っていくこともできると思います。次のSUGOに向けてもさらなる準備を進め、下がることなく一歩一歩着実に上のポジション目指していきたいと思っています。

なお、今回リタイヤとなったレース1の結果が鈴鹿8耐のトライアウト対象レースになっており、残念ながら我々はトライアウトを通過することはできませんでした。現状では鈴鹿8耐本戦の出場権を得られていない状況です。現状のトライアウト規則は過去の実績でのシード権が認められず、全参加チームに平等に与えられるものとのことで、我々が正規の手続きを経ずに優遇されるわけにはいきません。今回の結果を真摯に受け止め、ルールを遵守し、5月の鈴鹿サンデーロードレース、トライアウト対象レースに出場させていただきます。そこできちんと結果を出し、鈴鹿8耐参戦権を獲得できるよう、チームとして準備を進めます。引き続き応援いただけますよう宜しくお願いいたします。」